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FASCIA & TRIGGER POINT - 筋膜とトリガーポイント -

筋膜(fascia)について

鳥の皮を剥ぐと“薄い膜” があるのはご存知でしょうか。
「食べた時に歯に挟まる」
「噛み切れない」
「包丁で切ろうとしても滑って切れない」

このような経験がある方も多いと思います。

これが、【筋膜(fascia)】です。

お肉を輪切りにすると何層にもわたって膜が確認できる場合もあります。

《筋膜の構造》

a.大きく分けると浅筋膜と深筋膜の2層に分けられる。

浅筋膜
(Superficial fascia)
皮膚の直ぐ下にあり、ボディースーツのように体全体を被う膜。別名、「皮下筋膜」とも言われる。主に身体をまもる働きを担う。
深筋膜
(Deep fascia)
筋肉そのものを被う膜のことを言い、大きく分けると4つの層に分類される。筋肉の固定、接する組織との摩擦軽減。筋の反応を助ける作用がある。

b.深筋膜の分類

①筋膜 それぞれの筋肉を被っている膜。腱や靭帯、骨膜に付着する。
②筋上膜 筋膜の直ぐ内側にある膜で筋肉(筋群)を被う膜。
③筋周膜 数十個の筋線維を束ねている膜。
④筋内膜 筋線維単体を被っている膜。

一般的な筋膜の役割

  • 身体を外的刺激からまもる。
  • 心臓や肝臓、腎臓などの臓器を保持する。
  • 骨や靭帯、腱も被っており、身体を支持する。
  • コラーゲンやエラスチンが多く、筋と筋の摩擦を軽減しスムーズに滑らせることを可能にする。
  • 筋に適度な圧力を加えて反応しやすい状態を作る。

ヨーロッパの医師の中には、超音波画像により筋膜病変の診断を下している医師もいらっしゃると聞きます。
また、フランスの研究チームは、マイクロスコープでの撮影に成功し、【筋膜(fascia)】には無数の神経細胞(受容器や自由神経終末)が分布していることを発見しました。

これらの発見により、【筋膜(fascia)】は生きている(自立している)のだと言うことが証明されたのです。


《 一般的な筋膜の役割 》

  • 身体を外的刺激から衛る。
  • 心臓や肝臓、腎臓などの臓器を保持する。
  • 骨や靭帯、腱も被っており、身体を支持する。
  • コラーゲンやエラスチンが多く、筋と筋の摩擦を軽減しスムーズに滑らせることを可能にする。

《あまり知られていないが重要な役割》

  • 老廃物を排泄しバクテリアを退治する。
    ※リンパ管、免疫細胞の存在
  • 発痛物質に反応し痛みを感じる知覚を司る。
  • 筋肉の収縮とは別に単独で収縮し、筋肉の緊張を高める。
  • 耳の前庭器官などの感覚器と共に作動し、姿勢や動きなどを記憶する。
    ※神経(自由神経終末 / 受容器)の密な分布
    ⇒これらの神経が動作痛に関与していると考えられる。