HOME  【筋膜 (fascia)】の治療で痛みは消える

MECHANISM OF PAIN - 痛みのメカニズム -

現代医学の間違い

現代の医学は、筋肉の状態を無視し歪みや変形と言った、『構造上の変化=痛みの原因』や『痛み=神経』であると捉える傾向にあります。

ひとつひとつ整理していきましょう。

『身体の歪みの大半は筋肉に原因があります。』

人間は痛みを回避するために疼痛抑制姿勢(痛みの出る筋肉を伸ばす姿勢)をとりますので痛みがあれば歪んでいるように見えてしまうのです。
『寝違え』をした方が辛そうに頭を倒している姿をみたことありませんか?

これが疼痛抑制姿勢です。

このような状態でレントゲンを撮れば曲がったようにうつるのは当然ですが、レントゲンには筋肉は写っていません。ここが間違った治療への第一歩になっているのかもしれません。

『変形=痛み??』は間違い!

変形が原因で痛みがでるといわれている疾患の代表が膝痛です。

変形が起こるとされている関節面、実は、ここには痛みを感じ取るセンサー(受容器)は存在していないのです。これは、いくら関節面に変形が起こっても痛みのシグナルは発生されないと言う事になります。つまり、『変形=痛み』の法則は成り立たないということです。
変形性膝関節症を煩っておられる方の大半が階段を下る時の痛みで悩んでらっしゃいます。

では、『階段を下る動作の前』と『下る動作をしている最中』では何が変化しているのでしょうか。
変化しているのは、関節面の構造ではなく筋肉の状態です。下る前は筋肉に力を入れていませんが下る際は筋肉に力を入れています。もう少し噛み砕いた言い方をすると、筋肉が縮まろう(収縮しよう)としているかしていないかと言うことになります。
そして、筋肉には、『血流が悪い状態で収縮しようとすると痛みを発生する』と言う性質がありますので、この変形性膝関節症の場合、痛みの原因は筋肉にあると言えます。

『痛み=神経が出す』は間違い!

今までは「変形性神経根症、神経根性疼痛、神経根症状」と言った、神経が痛みを出すという間違った概念にまどわされ続けてきました。まだまだそう言った考えで施術されている先生方も大勢いらっしゃいます。
生理学と言う分野において、痛みやしびれをこれで説明するには無理があるからです。

神経は伝達路

神経は痛みなどの電気信号を伝達する通路でしかないため変形部分やヘルニアによって圧迫されても神経自体が痛みを起こすことはありません。
ただし、神経が強い圧迫を受けた場合は伝達が遮断されるため、感覚や運動神経の麻痺が起こります。

※神経が痛みを出すと考えられることが一つだけあります。それは神経が傷つき損傷を起こしたときに起こる異所性興奮(発火)です。
しかし、ちょっとの圧迫で神経が傷つき痛みがでるようでは、痛みが発生しすぎてしまい生きていけませんので簡単に異所性興奮が起こることはありません。

このようなことを知ると、ヘルニアによる疼痛や脊柱管狭窄症、変形性膝関節症と言った慢性痛は構造上の変化が原因でないことは一目瞭然です。

『筋肉の痛みの特徴』

血流が悪くなったとき、反復的な動作により筋肉に傷が付いたとき、急に力を入れた際に筋肉が傷ついたり、急な動作でビックリして固まってしまった時に痛みを感じます。
その痛みは、痛いところが痛みを出していることもありますが、大半は痛みを感じている場所より少し離れた場所が痛みを出している場合が多いのです。

座骨神経痛の原因がお尻や腰の筋肉にあったり、頭痛の原因が首や肩の筋肉にあったりするのは、この筋肉の痛みの特徴が原因です。
ときには、脛の前側の筋が原因で顎に痛みが出ることもあります。