寝違えた首、実は「首」だけの問題じゃないかも?
2025.05.30
田園調布・奥沢・自由が丘エリアの駆け込み寺、
はり・きゅう・マッサージ治療院 THE DiME の小井手です。
突然ですが、
【こんな症状ありませんか?】
・左を振り返ると、肩甲骨の内側にズーンと痛みを感じる
・上を向くと首の後ろがつっぱって辛い
・左に首を倒すと、詰まるような鋭い痛みが走る
・右に首を倒しても、左側の首すじが伸びない感じがする
このような首まわりの不調は、
「寝違え」としてよくある症状ですが、
実は首そのものが原因ではないケースも多いのです。

当院では、
首だけにとらわれず全身や脳の働きとの関係を丁寧に見極め、
再発しにくい状態を目指して施術しています。
① 全身と脳のチェック
:原因を「首」に限定しない:
首に痛みが出ていても、実際には他の体の部位や神経の働きの乱れが原因になっていることがあります。
まずは、以下のような体の機能をチェックします。
☑︎足でしっかり立てているか?
☑︎左右の重心バランスに差はないか
☑︎体をひねる動作はスムーズか?(背骨や骨盤の動き)
☑︎目の動きに左右差はないか?(脳のバランスに影響)
☑︎目を閉じた状態での立位バランスや癖
これらを一つずつ確認していくことで、
痛みの「本当の原因」に近づいていきます。
原因が見えてきたら、
症状に合ったアプローチを行っていきます。
② 機能神経学を応用したアプローチ
:神経の働きを整える:
体の動きや筋肉の緊張は、
脳と神経の働きに深く関わっています。
当院では、
機能神経学という視点を使い、
以下のような脳の領域に優しい刺激を入れていきます。
・三半規管(平衡感覚を司る内耳の部分)
・小脳(運動のスムーズさをコントロール)
・脳幹の網様体(姿勢や筋肉の緊張を調整)
これにより、
脳が「リラックスしていいよ」という指令を出しやすくなり、
筋肉の緊張が自然とゆるみ、
動きやすさと痛みの軽減につながります。
③ 筋膜・腱へのアプローチ
:センサーを通じて脳へ働きかける:
痛みを感じる筋肉の表面には、
最近よく耳にする「筋膜(ファシア)」という薄い膜があります。
ここには、固有受容器という、動きや位置を感知する「センサー」が豊富に分布しています。
このセンサーに対し
やさしいマッサージ(皮膚を軽い圧でズラす)やタッチで刺激を与えることで、
自律神経等にも働きかけ、
脳へ「緊張を緩めていいよ」という信号が届き、
結果として筋膜が緩み筋肉のこわばりが自然に軽減していきます。
④こりの「芯」にトリガーポイント鍼療法
:痛みの根本にピンポイントでアプローチ:
筋筋膜が緩んでくると、
痛みの「芯」が見えてきます。
その「芯」こそがトリガーポイントと呼ばれる、
痛みを引き起こすポイントです。
このトリガーポイントに対して、
極細の針(こりの状況に応じて0.12mm〜0.3mmを使い分けます)を用いてピンポイントでアプローチします。
鍼の刺激は、
脳に届くことで痛みを和らげるスイッチ(脳内鎮痛系)をONにします。
これが、「トリガーポイント鍼療法」の大きな特長です。
また、的確に針を打つことで、
体性感覚が鈍っていた部位が鮮明になる為、
脳が痛みを感じている部位を認知し、
動作もし易くなると考えられます。
⑤痛みが「10 → 0」になるように、最後まで丁寧に
鍼を抜いたあとも、
まだ痛みや違和感が残っていないかを丁寧にチェック。
必要があればもう一度、
眼の動きやバランスを確認し、
機能神経学の観点から再アプローチを行います。
目標は、
施術前に「痛み10」と感じていた状態を、できる限り「0」に近づけること。
【もう寝違えを繰り返さないために】
「何度も寝違える」
「首が痛くなるのがクセになっている」
そんな方は、
根本的な原因にアプローチすることで、
本当の改善が見えてきます。
痛みを「やりすごす」のではなく、
「繰り返さない体」へ、
一緒に整えていきましょう。
原因の多くは、
日々の姿勢、身体の使い方、脳と体のつながり。
スマホばかり見ているあなた、要注意です!
はり・きゅう・マッサージ治療院 THE DiME の小井手です。
突然ですが、
【こんな症状ありませんか?】
・左を振り返ると、肩甲骨の内側にズーンと痛みを感じる
・上を向くと首の後ろがつっぱって辛い
・左に首を倒すと、詰まるような鋭い痛みが走る
・右に首を倒しても、左側の首すじが伸びない感じがする
このような首まわりの不調は、
「寝違え」としてよくある症状ですが、
実は首そのものが原因ではないケースも多いのです。

当院では、
首だけにとらわれず全身や脳の働きとの関係を丁寧に見極め、
再発しにくい状態を目指して施術しています。
① 全身と脳のチェック
:原因を「首」に限定しない:
首に痛みが出ていても、実際には他の体の部位や神経の働きの乱れが原因になっていることがあります。
まずは、以下のような体の機能をチェックします。
☑︎足でしっかり立てているか?
☑︎左右の重心バランスに差はないか
☑︎体をひねる動作はスムーズか?(背骨や骨盤の動き)
☑︎目の動きに左右差はないか?(脳のバランスに影響)
☑︎目を閉じた状態での立位バランスや癖
これらを一つずつ確認していくことで、
痛みの「本当の原因」に近づいていきます。
原因が見えてきたら、
症状に合ったアプローチを行っていきます。
② 機能神経学を応用したアプローチ
:神経の働きを整える:
体の動きや筋肉の緊張は、
脳と神経の働きに深く関わっています。
当院では、
機能神経学という視点を使い、
以下のような脳の領域に優しい刺激を入れていきます。
・三半規管(平衡感覚を司る内耳の部分)
・小脳(運動のスムーズさをコントロール)
・脳幹の網様体(姿勢や筋肉の緊張を調整)
これにより、
脳が「リラックスしていいよ」という指令を出しやすくなり、
筋肉の緊張が自然とゆるみ、
動きやすさと痛みの軽減につながります。
③ 筋膜・腱へのアプローチ
:センサーを通じて脳へ働きかける:
痛みを感じる筋肉の表面には、
最近よく耳にする「筋膜(ファシア)」という薄い膜があります。
ここには、固有受容器という、動きや位置を感知する「センサー」が豊富に分布しています。
このセンサーに対し
やさしいマッサージ(皮膚を軽い圧でズラす)やタッチで刺激を与えることで、
自律神経等にも働きかけ、
脳へ「緊張を緩めていいよ」という信号が届き、
結果として筋膜が緩み筋肉のこわばりが自然に軽減していきます。
④こりの「芯」にトリガーポイント鍼療法
:痛みの根本にピンポイントでアプローチ:
筋筋膜が緩んでくると、
痛みの「芯」が見えてきます。
その「芯」こそがトリガーポイントと呼ばれる、
痛みを引き起こすポイントです。
このトリガーポイントに対して、
極細の針(こりの状況に応じて0.12mm〜0.3mmを使い分けます)を用いてピンポイントでアプローチします。
鍼の刺激は、
脳に届くことで痛みを和らげるスイッチ(脳内鎮痛系)をONにします。
これが、「トリガーポイント鍼療法」の大きな特長です。
また、的確に針を打つことで、
体性感覚が鈍っていた部位が鮮明になる為、
脳が痛みを感じている部位を認知し、
動作もし易くなると考えられます。
⑤痛みが「10 → 0」になるように、最後まで丁寧に
鍼を抜いたあとも、
まだ痛みや違和感が残っていないかを丁寧にチェック。
必要があればもう一度、
眼の動きやバランスを確認し、
機能神経学の観点から再アプローチを行います。
目標は、
施術前に「痛み10」と感じていた状態を、できる限り「0」に近づけること。
【もう寝違えを繰り返さないために】
「何度も寝違える」
「首が痛くなるのがクセになっている」
そんな方は、
根本的な原因にアプローチすることで、
本当の改善が見えてきます。
痛みを「やりすごす」のではなく、
「繰り返さない体」へ、
一緒に整えていきましょう。
原因の多くは、
日々の姿勢、身体の使い方、脳と体のつながり。
スマホばかり見ているあなた、要注意です!