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こんにちは。

世田谷区奥沢・田園調布・自由が丘エリアのパーソナルトレーニングルーム併設鍼灸マッサージ治療院THE DiME です。

「肩こりや腰痛が治らない」
「いつもイライラする」
「夜中に何度も目が覚める」

こんな症状を感じていませんか？

慢性的な不調は、体の奥に潜むトリガーポイント（Trigger Point）と
全身をコントロールする自律神経の乱れが、
実は密接に関わっているのです。

当院が行うトリガーポイント鍼療法は、
この両方にアプローチし、根本からの体質改善を目指します。


1. 痛みの悪循環：トリガーポイントと自律神経の関係

身体の「過敏部位」が交感神経を刺激し続ける

筋肉内にできるトリガーポイントとは、押すと強い痛みや、別の部位にまで響く関連痛を引き起こす、非常に過敏な硬結（コリの塊）を意味します。

このトリガーポイントは、単なる筋肉のこりではなく、
ここから発せられる異常な痛み信号が自律神経の中枢（脳幹など）へ絶えず送られ、私たちを無意識のうちに強いストレス状態に置きます。

その結果、自律神経のうち「活動・緊張」を司る交感神経が常に刺激され、交感神経が優位な状態になってしまうのです。


交感神経の過活動が引き起こす不調のサイン

交感神経が働きすぎると、「体を休ませる」役割を持つ副交感神経とのバランスが崩れ、全身にさまざまな不調が現れます。

症状の分類	具体的なサイン
精神・感情面	不安、イライラ、集中力の低下、常に緊張している
身体の症状	慢性的な肩こり・頭痛・血圧の上昇、動機多感、手足の冷え

2. 慢性痛と「ストレス経路」：副腎への影響

慢性的な痛みが長引くと、交感神経の活動が続き、体は常にストレスと戦っている状態になります。

「火事場」のような状態が副腎を疲弊させる

ストレスが続くと、脳の指令で副腎という臓器が大量のストレスホルモン（カテコールアミン：アドレナリン、ノルアドレナリンなど）を分泌します。
※カテコールアミンは交感神経の活性化に不可欠な物質です。

しかし、トリガーポイントによる慢性的な刺激は、この交感神経と副腎の活動を過剰にし、かつ持続的に活性化させてしまいす。
その結果、副腎は常に「火事場」のように働き続け、疲弊してしまいます。

この疲弊は、自律神経の回復力をさらに低下させ、体全体の恒常性（バランス）が崩れる原因となります。

副腎疲労の原因のひとつとも言えますね。


3. トリガーポイント鍼療法による自律神経リセット効果

鍼の「響き」と　迷走神経
トリガーポイント鍼療法では、硬結部に正確に鍼を刺入し、しばしば「ズーン」とした独特の感覚を引き出します。

この響きを伴う刺激こそが、自律神経を調節する鍵となります。

異常信号の遮断: 鍼刺激は、過敏になったトリガーポイントの活動を直接鎮静化させ、脳へ送られる慢性的な痛み信号をシャットアウトします。

迷走神経の活性化: 強い鍼刺激は、体のリラックスを司る副交感神経の主幹である迷走神経を反射的に活性化させます。

この作用は、心拍変動（HRV）の解析などの研究でも確認されており、治療後の眠気、唾液・涙の分泌増加、胃腸の動きの活発化といったリラックス反応として現れます。

副腎の鎮静化
迷走神経の亢進と中枢のストレス応答システム（HPA軸）の鎮静化を通じて、過剰な交感神経活動が抑制されます。
これにより、副腎の過活動が収まり、カテコールアミンなどのストレスホルモンの過剰分泌が抑えられ、体が「休息モード」に入りやすくなります。


4. 改善への道筋：鍼とセルフケアの融合

鍼による根本的な体質改善
トリガーポイント鍼療法で自律神経のバランスを整えることは、単に痛みを和らげるだけでなく、自然治癒力（免疫力・回復力）を高めることにつながります。
定期的な施術で、ストレスに負けない体を取り戻しましょう。

運動・食事でできるセルフケア
自律神経を安定させるためには、日々の生活習慣も重要です。

適度な運動
強度の高い運動（交感神経優位）ではなく、軽いウォーキングやゆったりとしたストレッチ、ヨガなど、リラックス効果のある運動（副交感神経優位）を取り入れましょう。

呼吸エクササイズと迷走神経
迷走神経は呼吸に強く影響を受けます。
特に吐く息を長くすることで副交感神経を刺激でき、最も簡単なセルフケアです。

食事と栄養
腸は「第2の脳」と呼ばれ、自律神経と深く関わります。
発酵食品（味噌、納豆など）や食物繊維を積極的に摂り、腸内環境を整えることも大切です。


慢性的な不調から解放され、心身ともに健やかな毎日を送るために、
ぜひ一度、当院のトリガーポイント鍼療法をご体験ください。