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肩こり、腰痛、疲れやすさ、寝ても回復しない、、、。

こうした慢性的な不調に悩む方は非常に多いですが、その大きな原因のひとつに「呼吸の乱れ」が隠れていることをご存知でしょうか？

以前のブログで「呼吸の見直しについて」、「反り腰・慢性腰痛と呼吸の関係について」お伝えしましたね。


何度もお伝えしてますが、
呼吸は姿勢や自律神経、身体の安定性と深く結びついています。

そのため、呼吸を意識的に整えるだけで、身体の反応が大きく変わり、不調の改善につながることがあるのです。


今回は、不調を改善するインプリント姿勢での呼吸エクササイズをお伝えしますね。


まずはセルフチェック！「呼吸数を確認」

まずは、ご自身の呼吸の状態をチェックしてみましょう。

1分間に何回呼吸しているか、時計を見ながら数えてみてください。

もし、1分間に10回以上呼吸しているなら、やや呼吸数が多い可能性があります。

そういった方の多くは、「吸う」ことよりも「息をしっかり吐き切れていない」ことが原因です。

今日は、そんな方のために、

最も低強度で効果の高い呼吸エクササイズ「インプリント呼吸」をご紹介します。


インプリント姿勢で行う呼吸エクササイズ



【方法】

このエクササイズは、最も負担が少なく、呼吸を正しく再学習できる基本の姿勢で行います。
慢性不調の方や運動が苦手な方でも、今すぐ簡単に始められます。

【基本のインプリント姿勢】

①仰向けに寝る

②股関節・膝関節を90°に曲げる

     壁があれば足裏を壁につける

     ない場合は、椅子や台にかかとを乗せてもOK

③両手を天井に向けて伸ばす

   ポイント：手を伸ばすことで胸郭（きょうかく）の広がりを制御し、背中側にも空気が入りやすくなります。

【呼吸のステップ】

ステップ1：呼（吐く）を重視する

ゆっくり鼻から吸い、口から強めにしっかり息を吐き切る意識で数回繰り返します。

まずは「吐く」ことを最優先に意識しましょう。


ステップ2：時間をかけて呼吸する

5秒かけて鼻から吸う → 5秒かけて口から吐く

余裕があれば、7秒／7秒 → 10秒／10秒 と段階的に長くしていきます。


ステップ3：息を止めてみる（可能であれば）

・5秒吸う → 5秒吐く → 5秒止める

・可能なら、7秒／7秒／7秒 → 10秒／10秒／10秒 に進めてみましょう。


うまく吸えず、腰が反ってしまう人へのヒント

息を吸う際に腰が反ってしまう方は、呼吸に必要な筋肉（外腹斜筋や前鋸筋）がうまく働いていない可能性があります。

そんな時は、ボールなどを両手で保持し、手をしっかり天井へ伸ばすと改善しやすくなります。

この動作を取り入れることで、以下のようなメリットが得られます。

・背中側にも空気が入りやすくなる（反りが軽減）

・お腹に力が入りやすくなる

・背中の緊張が抜ける


呼吸が整うと起こる嬉しい変化

呼吸の適正化は、全身の機能改善につながります。インプリント呼吸を続けることで、以下のような変化が期待できます。

嬉しい変化	効果
姿勢改善	腰痛、首こり・肩こりの軽減につながる
リラックス効果	副交感神経が働きやすくなり、ストレスが和らぐ
睡眠の質の向上	質の良い睡眠が取れるようになる
体調管理	体内のpHバランスが整うなど、全身の機能が向上する

結果として、長年悩んでいた慢性不調の改善に大きく役立つのです。



専門機器による裏付けも

当院で導入している自律神経測定器 condiViewを使用したところ、
このインプリント呼吸エクササイズを行うだけでも、自律神経の数値に顕著な変化が見られました。


呼吸は、身体の状態を左右する、非常に強力なセルフケアツールなのです。


当院でのパーソナルトレーニング・治療について

慢性不調でお悩みの方へのパーソナルトレーニングでは、
今回お伝えしたような呼吸エクササイズを多用し、「姿勢の改善」と「身体の使い方の改善」を目指します。

また、鍼やマッサージなどの施術前にも呼吸を整える時間を設けることで、施術効果が出やすくなるため、治療においても積極的に取り入れています。




呼吸は「今すぐ」「その場で」変えられる、最も手軽で確実なセルフケアです。

慢性不調に悩んでいる方は、ぜひ今日から「インプリント呼吸」を実践してみてください。


すべては、お悩みを抱えている方のために！

このエクササイズが、少しでも楽に、そして元気に毎日を過ごすための助けになりますように。