話題の「トゲトゲマット(シャクティーマット)」って実際どうなの?治療院としての見解
2026.07.09
皆さんこんにちは。
世田谷区奥沢、大田区田園調布、目黒区自由が丘エリアのはり・きゅう・マッサージ治療院THE DiMEです。
今回は、患者様より質問があったのでそのお話です。
「痛そう…」だけど、実は理にかなっています。
「ネットで見かける、あのトゲトゲしたマットって体にいいんですか?」
最近、患者さんからこのような質問をいただきました。
「シャクティーマット」などと呼ばれる、無数のプラスチックの突起が並んだマットのことですね。
一見すると罰ゲームのようで「本当にリラックスできるの?」と思ってしまいますが、結論からお伝えすると、身体のセンサーを刺激して、神経と血流を強力にリセットするツールとして、非常に理にかなっています。
なぜあのトゲトゲが身体に良い変化をもたらすのか、みなさんが実際に体験するステップに沿って、その秘密を紐解いてみましょう。
マットの上で身体に起こる「4つの変化」
1. 背中の「ぼやけた感覚」がハッキリ目覚める
デスクワークなどで毎日同じ姿勢を続けていると、背中や腰がガチガチに凝り固まってきますよね。実はあのとき、脳の中では「背中の感覚の地図」がぼやけてしまい、どこがどう凝っているのか正確に把握できなくなっている(感覚運動健忘)のです。
そこにあのマットのトゲトゲが触れると、脳の「身体の地図を司る領域(体性感覚野)」に対して、「ここに背中がありますよ!」と強力なアラームが届きます。
サボっていた脳のセンサーが強制的に呼び起こされ、身体の感覚が最新の状態にアップデートされるのです。
2. 「痛みの信号」がシャットアウトされる
マットに横たわると、最初は鋭いチクチク感がありますよね。でも、少しすると不思議と嫌な重だるさが消えていくのを感じるはずです。
これは、ぶつけた場所を思わず手でさすると痛みが和らぐのと同じ仕組み。人間の神経には「痛みの信号よりも、押されている・触られているという信号を優先して脳に届ける」という性質(ゲートコントロール理論)があります。トゲトゲの圧倒的な圧迫感が、慢性的な重だるい痛みの通り道を塞いで(ゲートを閉じて)くれるのです。
3. 「イタ気持ちいい」の先に、天然の痛み止めが湧き出る
最初は「うわ、痛いかも…」と思っても、数分経つとじんわりと心地よさに変わってくることありませんか?
人間の身体には、「一瞬ちくっとした刺激が入ると、元々あった慢性的な痛みを麻痺させる」という防衛システム(広汎性侵害抑制調節)が備わっています。
このスイッチが入ると、中枢神経からエンドルフィンなどの「天然の痛み止め物質(脳内麻薬)」がドバッと分泌されます。「イタ気持ちいい」がクセになるのは、まさにこの物質の仕業です。
4. 血流が爆発して、自律神経がリラックスモードへ
マットから起き上がると、背中が真っ真っ赤になっている驚きの光景を目にします。これは、皮膚のすぐ下で血流が爆発的にアップしている証拠です。
トゲトゲの刺激によって皮膚の神経が反応し、血管を広げる物質をその場で放出します(軸索反射)。血行が良くなって背中全体がポカポカしてくると、日中の緊張で張り詰めていた交感神経がなだめられ、深い睡眠に入りやすいリラックス状態(副交感神経が優位な状態)へと一気に切り替わります。
セルフケアと治療院の「上手な使い分け」
このように、シャクティーマットは皮膚や神経の性質を巧みに利用した、とても優秀なセルフケアツールです。
自宅での「日々のリセット」には大いに役立ってくれます。
ただし、専門家として一つだけ補足をさせてください。
このマットが得意なのは、あくまで「外側から刺激を与えて、神経のスイッチを切り替えたり、浅い部分の血流を良くしたりすること」です。
そのため、筋肉の奥深くにできた頑固なコリの芯(トリガーポイント)、あるいは崩れてしまった姿勢のクセそのものを根本から直すことは、ちょっと難しいという考えられます。
これら深層のアプローチには、やはり個別の施術や運動療法が必要になります。
お家での自律神経のリセットや、鈍った感覚のトレーニングはマットにお任せする。
自分では届かない身体の奥深くのケアや、根本原因の解決は治療院に任せる。
この2つを賢く使い分けることが、快適な身体をキープするための最短ルートです。
今回のように何か気になることがございましたら、お気軽にお声掛けください。意外と色々お応えできると思いますよ!
世田谷区奥沢、大田区田園調布、目黒区自由が丘エリアのはり・きゅう・マッサージ治療院THE DiMEです。
今回は、患者様より質問があったのでそのお話です。
「痛そう…」だけど、実は理にかなっています。
「ネットで見かける、あのトゲトゲしたマットって体にいいんですか?」
最近、患者さんからこのような質問をいただきました。
「シャクティーマット」などと呼ばれる、無数のプラスチックの突起が並んだマットのことですね。
一見すると罰ゲームのようで「本当にリラックスできるの?」と思ってしまいますが、結論からお伝えすると、身体のセンサーを刺激して、神経と血流を強力にリセットするツールとして、非常に理にかなっています。
なぜあのトゲトゲが身体に良い変化をもたらすのか、みなさんが実際に体験するステップに沿って、その秘密を紐解いてみましょう。
マットの上で身体に起こる「4つの変化」
1. 背中の「ぼやけた感覚」がハッキリ目覚める
デスクワークなどで毎日同じ姿勢を続けていると、背中や腰がガチガチに凝り固まってきますよね。実はあのとき、脳の中では「背中の感覚の地図」がぼやけてしまい、どこがどう凝っているのか正確に把握できなくなっている(感覚運動健忘)のです。
そこにあのマットのトゲトゲが触れると、脳の「身体の地図を司る領域(体性感覚野)」に対して、「ここに背中がありますよ!」と強力なアラームが届きます。
サボっていた脳のセンサーが強制的に呼び起こされ、身体の感覚が最新の状態にアップデートされるのです。
2. 「痛みの信号」がシャットアウトされる
マットに横たわると、最初は鋭いチクチク感がありますよね。でも、少しすると不思議と嫌な重だるさが消えていくのを感じるはずです。
これは、ぶつけた場所を思わず手でさすると痛みが和らぐのと同じ仕組み。人間の神経には「痛みの信号よりも、押されている・触られているという信号を優先して脳に届ける」という性質(ゲートコントロール理論)があります。トゲトゲの圧倒的な圧迫感が、慢性的な重だるい痛みの通り道を塞いで(ゲートを閉じて)くれるのです。
3. 「イタ気持ちいい」の先に、天然の痛み止めが湧き出る
最初は「うわ、痛いかも…」と思っても、数分経つとじんわりと心地よさに変わってくることありませんか?
人間の身体には、「一瞬ちくっとした刺激が入ると、元々あった慢性的な痛みを麻痺させる」という防衛システム(広汎性侵害抑制調節)が備わっています。
このスイッチが入ると、中枢神経からエンドルフィンなどの「天然の痛み止め物質(脳内麻薬)」がドバッと分泌されます。「イタ気持ちいい」がクセになるのは、まさにこの物質の仕業です。
4. 血流が爆発して、自律神経がリラックスモードへ
マットから起き上がると、背中が真っ真っ赤になっている驚きの光景を目にします。これは、皮膚のすぐ下で血流が爆発的にアップしている証拠です。
トゲトゲの刺激によって皮膚の神経が反応し、血管を広げる物質をその場で放出します(軸索反射)。血行が良くなって背中全体がポカポカしてくると、日中の緊張で張り詰めていた交感神経がなだめられ、深い睡眠に入りやすいリラックス状態(副交感神経が優位な状態)へと一気に切り替わります。
セルフケアと治療院の「上手な使い分け」
このように、シャクティーマットは皮膚や神経の性質を巧みに利用した、とても優秀なセルフケアツールです。
自宅での「日々のリセット」には大いに役立ってくれます。
ただし、専門家として一つだけ補足をさせてください。
このマットが得意なのは、あくまで「外側から刺激を与えて、神経のスイッチを切り替えたり、浅い部分の血流を良くしたりすること」です。
そのため、筋肉の奥深くにできた頑固なコリの芯(トリガーポイント)、あるいは崩れてしまった姿勢のクセそのものを根本から直すことは、ちょっと難しいという考えられます。
これら深層のアプローチには、やはり個別の施術や運動療法が必要になります。
お家での自律神経のリセットや、鈍った感覚のトレーニングはマットにお任せする。
自分では届かない身体の奥深くのケアや、根本原因の解決は治療院に任せる。
この2つを賢く使い分けることが、快適な身体をキープするための最短ルートです。
今回のように何か気になることがございましたら、お気軽にお声掛けください。意外と色々お応えできると思いますよ!